NEWS - June 2009

マイケル・ジャクソン、警察が主治医を事情聴取

マイケル・ジャクソンの死因をめぐり、LA警察がマイケルと同居していたプライベート・ドクター(専属医)を事情聴取した。この医師ドクター・マリーはマイケルが自宅で倒れたとき一緒にいたとみられている。

警察はすでにマイケルの死に犯罪行為がからむ証拠はないと発表しており、ドクター・マーレイの弁護士も彼は容疑者として事情聴取されているわけではないと主張してる。マイケルは、ドクター・マリーから鎮痛剤を注射された直後に意識を失ったとの噂もあり、警察は死因を特定するため、医師から話を聞いたものとみられる。警察は、事情聴取以前にマイケルの自宅駐車場から医師の車を押収していた。

BBCによると、6月26日に行なわれた検死でマイケルが処方薬を服用していたことが確認されているが、それが何だったのかは明らかにされていない。この後、毒物検査などを行なうため、死因特定には4〜6週間かかるとみられている。

マイケルは過去に負った怪我の痛みをやわらげるため鎮痛剤を常用していたといわれている。マイケルの使用人は『Sunday Times』紙で、マイケルが何種類もの薬を組み合わせていたと明かし、「彼の胃を何度か洗浄しなくてはならなかった。たくさんの薬を混ぜていたから」と話している。

ドクター・マレーは土曜日(6月27日)、3時間にわたり警察から事情聴取を受けたといわれている。

UKチャート、マイケル・ジャクソンがトップに

今週の英シングル・チャートは、UKの新人エレクトロポップ・デュオ、ラ・ルーの「Bulletproof」が初登場でトップに輝いた。4月、前シングル「In For The Kill」がティンチィ・ストライダーの「Number 1」に敗れ1位を獲得できなかった際、「次がある」と話していた彼ら。その言葉通り、今回1位を手にした。

キラー・チューンの登場に先週トップだったデヴィッド・ゲッタ&ケリー・ローランドの「When Love Takes Over」は2位に後退。3位は先週と変わらず、ブラック・アイド・ピーズの「Boom Boom Pow」がキープした。

今週新たにトップ10入りしたのは、1位のラ・ルーのみだった。

アルバム・チャートは、先週木曜日(6月25日)に亡くなったマイケル・ジャクソンのベスト・アルバム『Number Ones』が先週の121位から急上昇、1位に輝いた。マイケルのアルバムがNo.1になるのは、6年ぶりのこと(2003年に同アルバムで1位を獲得)。マイケルのアルバムはこのほか『Thriller』が7位にチャート・インしたほか、『King Of Pop』(14位)、『Off The Wall』(17位)、『The Essential』(20位)がトップ20入り。トップ200内には計11枚のマイケルのアルバム(ジャクソン・ファイブも含む)が登場している。

シングル・チャートではトップ10入りしなかったものの、トップ200のうち43曲がマイケルのトラックで占められたという。BBCによると、マイケルのシングル/アルバムは2日間で計30万枚以上売れたそうだ。

先週まで2週連続でトップだったカサビアンの『West Ryder Pauper Lunatic Asylum』は2位に後退。今週はマイケルのほか、テイク・ザットの『The Circus』(4位)、レディー・ガガの『The Fame』(5位)が再びトップ10入りした。

グラストンベリー、マイケル・ジャクソンを追悼

2009年6月25〜27日に開かれたグラストンベリー・フェスティヴァルで、アーティストが続々とマイケル・ジャクソンを追悼した。

2日目に行なわれたステージで、ディジー・ラスカルは「今週、俺たちはレジェンドを失った。だから、彼が僕らにもたらしてくれた素晴らしい音楽を覚えておくためにちょっとしたことをするべきだと思う」と呼びかけ、何万人ものオーディエンスが一緒になって「Thriller」を合唱したという。

このほかファレル・ウィリアムスは「素晴らしい音楽だった。彼とクインシー・ジョーンズは音楽、そして人々の音楽への見方を変えた」とマイケルを追悼。リリー・アレンは、マイケルのトレード・マークだった白い手袋をつけステージに上がったという。ジェイミー・カラム、ザ・ストリーツ、ノイゼッツ、ガブリエラ・チルミらもマイケル・ジャクソンのトラックをカヴァーしている。

また、彼の死を知り取り乱したレディー・ガガは、パフォーマンス前に予定されていたインタヴューをすべてキャンセルしたとも伝えられている。

グラストンベリー・フェスティヴァルのスポークスマンは、マイケルの死を偲んだ公式なイベントはなかったものの「多くのミュージシャンがステージで彼を追悼した」と話している。

マイケル・ジャクソンの遺体、ネバーランドで一般公開?

マイケル・ジャクソンの遺体が、ネバーランドで一般公開されるとのニュースが流れている。

マイケルの死亡をいち早く伝えたTMZ.comによると、マイケルの遺体は木曜日朝(7月2日)、LAからサンタ・バーバラにあるネバーランドへ移送され、翌日の金曜日もしくは土曜日に一般公開されるという。遺体の移送には30台の自動車が連なる予定だそうだ。

ネバーランドの共同所有者がすでに近所の住民に向け、一般公開された場合、周辺が混乱する可能性があると警告する手紙を送ったとも伝えている。

またE! Newsによると、サンタ・バーバラの保安官事務所のスポークスマンが、LAからネバーランドへ遺体を運ぶ際の警備についてカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールと話し合いを持つところだと明かしたという。

現在のところ、この件に関し、保安官事務所からもジャクソン一家からも正式なコメントはなされていない。

マイケル・ジャクソン、心肺停止

マイケル・ジャクソンが、6月25日、ロサンゼルスの病院に搬送されたという。救急隊が自宅に到着したときには既に心肺停止の状態で、蘇生を試みたものの、呼吸をしていない状態のままと伝えられている。米メディアの多くが死亡したと報じている状況だ

オアシスのリアム、銀幕デビューの噂を一蹴

先日、タブロイド紙で映画界へ進出するらしいと報道されたオアシスのリアム・ギャラガーだが、事実ではなかったようだ。エージェントが噂を一蹴した。

『The Sun』紙は今週(6月24日)、リアムが、ザ・ファームのマネージャーだったケビン・サンプソンの小説『Powder』を映画化したものに出演すると伝えていた。90年代、アシッド・ハウス・シーンで活躍したミュージシャンGURU JOSHが自身のサイトに掲載した「GURU JOSHは自身の役で出演する。リアム・ギャラガーと共に」とのメッセージが発端となったようだ。

しかし現在、GURU JOSHのサイトにそのようなメッセージは見当たらず、各メディアが伝えるところによると、リアムのスポークスマンは「事実ではない」「リアムは、このプロジェクトに関与する予定はない」との声明を発したという。

ちなみに『Powder』は、セックス&ドラッグのロックンロールの世界へ足を踏み入れるバンドのストーリーだという。

新イケメン”ブームを作ったジョナス・ブラザーズ、またもや全米1位

現在、世界中の女の子たちが熱狂し、ハートをときめかせる3人の王子様、ジョナス・ブラザーズ。甘いマスクながら人懐っこい表情、さらにクオリティの高い作品とパフォーマンスで常に世界中の女の子たちを魅了し続けるとともに、21世紀のポップアイコンとしての地位を確固たるものにしているこのアメリカン・ナイス・ガイな3兄弟が、またひとつ大きな功績を残した。新作『Lines,Vines and Trying Times』が6/26付の全米チャート(Billboard Top 200)で堂々の初登場第1位を獲得したのだ。

前作『A Little Bit Longer』の世界中での大ヒットに続き、オリジナルアルバムは2作連続初登場1位を獲得。1年以内に2つアルバムが1位獲得というのは、Jay-Z以来の快挙となる。さらに、この『Lines,Vines and Trying Times』は、アメリカ以外6カ国(カナダ、スペイン、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、中央アメリカ)でもチャート1位、そしてイギリス、イタリア、ポルトガル、ニュージーランド、アイルランドの5カ国ではアルバムチャートTOP10入りを実現。またアメリカではiTunesチャートでも1位を獲得した。

この結果、ジョナス・ブラザーズ関連作品はすべて全米チャート初登場TOP5以内、そしてアルバムトータルセールスは800万枚を突破と、その勢いはとどまることを知らない。

なお、同アルバムからの1stシングル「Paranoid」のPVは、これまでにアヴリル・ラヴィーンやブラック・アイド・ピーズなどのビッグ・アーティストのビデオを手掛けたザ・マロイズによるもので、YouTubeでのPV数は公開1ヶ月で早くも430万回を突破。ケヴィン、ジョー、ニックのそれぞれ異なった魅力と甘いマスクからこぼれ落ちる笑顔、そして彼らの才能から生まれたロックサウンドとパフォーマンスを観たいファンで、再生数は今日も順調に伸び続けている。

ジャック・ホワイト「ザ・デッド・ウェザーの偶然の産物」

ザ・デッド・ウェザーとしてロンドンでギグを行なっているジャック・ホワイトが、この新プロジェクトについて語った。デッド・ウェザーにはホワイトのほか、ザ・キルズのアリソン“ヴィヴィ”モシャート(Vo)、ザ・ラカンターズのジャック・ローレンス(B)、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのディーン・ファーティ(G)が参加、ホワイトはドラムをプレイしている。

BBC 6ミュージックの番組に出演したホワイトは、ヴィヴィとバンドを結成することになったきっかけをこう話している。「どこで(初めて)会ったのか覚えてない。でも2008年の秋、ラカンターズとキルズで一緒にツアーをやったんだ」「ツアーの終わり頃、俺の声がかれちゃってね、彼女に頼んで歌ってもらったんだよ」

ザ・デッド・ウェザーは、ホワイトにとってラカンターズに続く2つ目のサイド・プロジェクトになる。ホワイトによると、どちらも意図して結成したものではなかったという。「こいつとこいつと、あの子とプレイしてみようなんて考えてバンドを結成したわけじゃない」「2つとも偶然生まれたんだ」

デッド・ウェザーは6月22日、レディオヘッドのプロデューサーとして知られるナイジェル・ゴッドリッチが制作するオンライン・ライヴ・ショウ『From The Basement』にてUKデビュー。翌日はホワイト・ストライプスがブレイクする前にプレイしたこともある北ロンドンのパブBoston Armsでサプライズ・ギグを、水曜日(23日)にはフォーラムで本格的なパフォーマンスを行なった。

デッド・ウェザーのデビュー・アルバム『Horehound』は7月13日(日本盤22日)にリリースされる。

ブラック・アイド・ピーズのマネージャー、名物ブロガーに暴行?

ブラック・アイド・ピーズのマネージャー、ポロ・モリナが、アメリカの名物ブロガー、ペレス・ヒルトンに暴行を働いた容疑で告発された。ペレスは月曜早朝(6月22日)、トロントのナイトクラブでモリナから「2、3回、頭を殴られた」という。

ペレス・ヒルトンは事件直後、Twitterに「ショックだ。大至急、警察が必要だ」とのメッセージを掲載。その後、「ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムと彼のセキュリティ・ガードに襲われた。血が出ている。頼む、警察に報告しないと。冗談じゃない」とも書き込んだ。

モリナはその後、自らトロントの警察に出頭したという。

この件に関し、ウィル・アイ・アムは以下のようなビデオ・メッセージを発表。「俺はお前を殴ってなんかいない。俺らを軽蔑してるって事実が気に食わないって言っただけだ」「警察呼ぶ代わりに、俺に襲われたってTwitterしたな。注目されたいだけのように聞こえるぜ」「嘘を言うな。恥を知れ」とペレスを非難した。

これにペレスは逆上。自身のサイトに暴力反対とウィル・アイ・アムを非難する12分にもおよぶビデオ・メッセージを掲載した。この中でプレスは「(口論の末)クラブを出たら、彼らが追いかけてきて、ポロ・モリナに目の辺りを殴られた」「ウィル・アイ・アム、お前は嘘つきだ」「ホテルまでも追いかけてきた」「警察はTweeterする前に呼んでいる。すぐに来なくて怖かったから、みんなに助けを求めようとしたんだ」などと感情的に訴えている。最後には、Twitterのメッセージを読み、心配して警察に通報してくれた人々へ感謝の言葉を述べた上、「こんなことでっち上げるわけないし、売名行為に使うわけもない。僕にはそんなこと必要ないんだから」と語るとともに、涙ながらにウィル・アイ・アムとファーギーを激しく糾弾した。

モリナは8月5日にトロントの裁判所に出廷する予定。セレブのゴシップを扱うプレス・ヒルトンのサイトは、毎日、数百万回のアクセスがあるといわれている。

アリス・イン・チェインズ、約14年振りとなる新作登場

アリス・イン・チェインズがEMIヴァージン・レコーズとワールドワイドの独占契約を結び、10年以上の長い時を経て久々のスタジオ・アルバムをリリースすることになった。 ターミネーター4 サントラ Dirt Alice in Chains Jar of Flies/Facelift/Dirt Alice in Chains 彼らはラッシュ、フー・ファイターズなどを手がけたプロデューサー:ニック・ラスクリネスと、2008年10月にカリフォルニア州ノースリッジのスタジオ606でレコーディングを始め、最近ハリウッドのヘンソン・スタジオでミキシングを終えたところだ。2009年9月にUSリリース、日本も同時リリースの予定である。 ギタリスト/シンガーのジェリー・カントレル、ドラマーのショーン・キニー、ベーシストのマイク・アイネズは、2005年にインドネシアの津波被災者救済チャリティ・コンサートで再会し、2006年に新ギタリスト/シンガーのウィリアム・デュヴァールと共にツアーを始めた。「これまで意義深い旅を過ごしてきたし、とてつもない物語だった」と、カントレルは語っている。 「ヴァージン/EMIに籍を置けるなんてとてもエキサイティングだし、アリスのキャリアに新しい一章を加筆できるのが楽しみだ」──ジェリー・カントレル 「俺達はいい状況にいる」と、キニーが付け加える。「本当に誇りを持てるレコードを作れたし、音楽に対して情熱を抱いているチームを集めることができた。早くファン全員に新曲を聴いてもらいたい」 ヴァージン・レコーズ社長ロブ・スティーヴンソンはこう語っている。「アリス・イン・チェインズは音楽の進化に貢献した偉大なバンドであり、彼らと一緒に仕事ができるなんて、まだ信じられない思いでいる。彼らの音楽は、今までのミュージック・シーンにどれほどの要素が欠けていたか、思い出させてくれるサウンドだ」 更に、EMIの北米及びUKのニュー・ミュージック部門のCOOを務めるジェフ・ケンプラーはこう語る。「このアルバムのリリースに向けて、世界中のEMI関係者が大いにエキサイトし、貢献したいと感じている。ロック史上におけるアリス・イン・チェインズの地位は既に揺るぎないものだが、この目の覚めるような新作を聴けば、彼らの音楽が時を越えるものであり、このバンドがいかにパワフルで素晴らしいヴィジョンを持っているかがはっきり分かるだろう」 アリス・イン・チェインズはオハイオ州コロンバスで行なわれた<ロック・オン・ザ・レインジ・フェスティヴァル>でヘッドラインを務め、7月18日にはデトロイトのコメリカ・パークでキッド・ロックとコンサートを行なう。その後はメタリカと8月1日にダブリンのマーレイ・パークにて、8月2日にはネブワースの<ソニスフィア・フェスティバル>等のショウやフェスに出演する予定である。2009年の前半には、レコーディングを一時休止してナイン・インチ・ネイルズと共にオーストラリア公演も行なっている。 全世界セールス1,700万枚の実績を持つアリス・イン・チェインズの、約14年振りとなる4thスタジオ・アルバムが間もなく我々の目の前に現れる。ジェリー・カントレルがほぼ全曲のソングライティングを手がけた渾身の新作、次報を待て。 現メンバー: ジェリー・カントレル(G、Vo) *オリジナル・メンバー ショーン・キニー(Ds) *オリジナル・メンバー マイク・アイネズ(G) *オリジナル・メンバー ウィリアム・デュヴァール(Vo)(ex. COMES WITH THE FALL) 4thアルバム『(タイトル未定)』 2009年9月リリース予定

DIR EN GREY欧州ツアー、ドイツにて開幕

去る5月4日、東京・新木場STUDIO COASTでの三夜にわたる追加公演の大盛況をもって、DIR EN GREYにとって今年最初の国内行脚が終了。しかし<TOUR09 FEAST OF V SENSES>と銘打たれたツアーはまだまだ終わらない。それからちょうど1ヵ月を経た6月4日、バンドはドイツに飛び、同日にニュールンベルク入り。翌5日、同地で開催されている恒例のフェス<ROCK IM PARK>に出演し、さらに同7日にはニュルブルクリンクでの<ROCK AM RING>にも登場。この両公演を起点としながら、2007年夏以来となる欧州広域ツアーが開幕した。 <ROCK IM PARK>と<ROCK AM RING>は、双方の都市で3日間にわたって同時開催されている恒例の“姉妹フェス”で、2009年は6月5日から3日間にわたっての同時開催。2009年もSLIPKNOTやLIMP BIZKIT、PRODIGYやMARILYN MANSON、THE KILLERSをはじめとする数多くのビッグ・ネームや注目度の高い新進アーティストたちがジャンルの壁を超えながら多数集結し、DIR EN GREYはクラブ・ステージのヘッドライナーとしての出演となった。 彼らにとってこの両フェスへの出演は今回が初ではなく、2005年と2006年には2年連続で参戦。2005年はいわゆるセカンド・ステージにあたるオルタナ・ステージに登場し、2006年にはTOOLやKORN、GUNS N' ROSESと肩を並べながらセンター・ステージに出演を果たしている。今回彼らが立つことになったクラブ・ステージは、この巨大フェスにおいては最小の“第三のステージ”ということになるが、それでも規模はいわゆるアリーナ・クラス。しかもこのステージで1時間の演奏枠が与えられているのは、いわゆる“トリ”を務めるDIR EN GREYだけだ。同ステージの出演者には、たとえば母国アメリカではミリオンセラーの実績を持つBUCKCHERRYも含まれているが、午後7時台に組まれた彼らのステージは35分間。今、もっとも注目を集めている若手バンドのひとつといえるBRING ME THE HORIZONの持ち時間も40分間にすぎない。DIR EN GREYのステージは午前1時を過ぎてからの開演で、他のステージでのすべてのライヴが終了してからということになるが、そうしたポジションに彼らが抜擢されたのは「熱心なファン層を確実に獲得しているバンドとして評価されている」からだと現地の関係者は言う。要するに「観客を帰さないバンド」と見られているわけだ。 この種の海外でのフェスへの出演はDIR EN GREYにとって、日常的とは言わないまでも、もはや特殊なことではない。しかも現地に支持基盤を持っている状態での出演なのだから、これはかならずしも“アウェイ”な状況とはいえないだろう。が、同時にやはり“ホーム”でもない。メンバーたち自身も異口同音に認めていることだが、要するに「フェスには完全に“慣れる”ということがない」というのがひとつの結論でもある。今や百戦錬磨のライヴ・バンドといった形容の似つかわしいDIR EN GREYにとっても、こうしたひとつひとつの機会は相変わらず新鮮な刺激と思いがけない発見をもたらすものであり続けているのだ。 正直なところ、<ROCK IM PARK>での彼らのライヴ・パフォーマンスには、贔屓目にみても通常の彼らの基準からすればベストな部類に入るものとは言い難いところがあったし、結果的にメンバーたちは不完全燃焼なままステージを降りることになったと思われる。実際、リハーサルはおろかサウンド・チェックすら皆無の状況で臨んだライヴではあったし、時計の針が午前2時に近付くにつれ、帰路を急ごうとする観客の姿が目についたことも否めない。が、彼らはそれを言い訳にはしない。そして、結局はそうした経験もまた、バンドをより強靭にし、さらに前進させていくための原動力へと転じることになる。それがポジティヴなものであろうとネガティヴなものであろうと、DIR EN GREYはすべての経験を栄養にしながら前進を続け、“昨日と同じバンド”のままであろうとはしない。このバンドのそうした性質を改めて証明していたのが、それから2日後に行なわれた<ROCK AM RING>での鬼気迫る演奏ぶりだった。 DIR EN GREYにとって、国外のフェスというのはもはや「参加することに意義がある」という次元のものではない。確実にそこに、爪痕を残すこと。それができなければ意味がないと言ってもいいだろう。そしてこの夜、実際にDIR EN GREYのステージを目撃したオーディエンスは、8万人を越える<ROCK AM RING>の全観衆のうち一割にも満たない。しかし、確実に彼らは、約四半世紀もの歴史を持つ由緒正しいこの巨大フェスの歴史に、浅からぬ爪痕を残したと言っていいはずだ。大袈裟に聞こえるかもしれないが、そんなことを口走りたくなるくらい、純粋にいいライヴだったのだ。 今後、このツアーは英国の<DOWNLOAD>をはじめとするいくつかの巨大フェス出演の合間に単独公演を挟み込むようにしながら、6月27日まで継続されることになっている。ツアー終了に至るまでの経過については、今後もおりを見て、新たなトピックを織り交ぜながらお伝えしたいと思う。が、とにかくこの<ROCK AM RING>でのライヴの充実ぶりを実感できた今、僕は確信している。このツアー自体が表面的な意味ではないところでの“成功”に終わるはずだということを。 増田勇一

サイモン&ガーファンクル、“聖地”武道館での来日追加公演が決定

奇跡のフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルが、7月に16年ぶりとなる来日公演を行なうことはご存知の通りだが、彼らの追加公演が発表になった。場所はズバリ日本武道館。 これまで多くのアーティストが伝説に残る公演を行ない、海外のアーティストにとって憧れの地ともなっている日本武道館。会場の規模も球場ほど大きくなく、ほどほどの広さなので、後ろのほうの席からでもアーティストが肉眼で見える。また音響的にも安定しているので、サイモン&ガーファンクルをじっくり堪能したいというファンにとっては、最適な場所なのかもしれない。各ドームでチケットをしっかり手に入れている方でも、武道館なのであれば、これはこれでチケット入手マストですよね? また彼らは、6月24日に『ライヴ1969』をリリースする。1969年10月~11月に全米6都市で行なわれたコンサートから未発表の17曲を厳選して収録したオフィシャル・ライヴアルバムだ。これを聴きながら、彼らに会える日を楽しみに待ちたいものだ。 Live 1969 サイモン&ガーファンクル サイモン&ガーファンクル『ライヴ1969』 2009年6月24日発売 SICP-2249  \2,520(税込) <追加公演> 7月15日(水)日本武道館  [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 <公開済の来日公演情報> 7月8日(水)ナゴヤドーム  [問]CBC事業部 052-241-8118 7月10日(金)東京ドーム 7月11日(土)東京ドーム  [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 7月13日(月)京セラドーム大阪  [問]大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506 7月18日(土)札幌ドーム  [総合問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999

スティーヴ・アップルトン、20億円の超イケメン新人遂に日本上陸

まだデビュー前の新人ながら、ヨーロッパと中国では本人出演のCMを含む超大型タイアップが決定し、約20億円という大規模キャンペーンがスタート。日本でもデビュー・アルバム『ザ・サン・カムズ・アップ』が世界に先駆け7月29日に日本先行発売することが決定し、話題沸騰中の超イケメン・アーティストであるスティーヴ・アップルトンが、6月9日、プロモーションのために来日し、都内でデビュー・ショウケース・ライヴが行われた。 ライヴでは、超話題の新人をひと目見ようとファンとメディア関係者が詰め掛け、入りきれない人が入り口付近で芋洗い状態になるなど会場は超満員。立っているだけで汗が背中を流れるほどの熱気のなかでライヴはスタートした。 一目見るなり、会場の女子からは黄色い歓声が飛ぶ。なるほど、噂どおりのイケメンぶりで、その姿だけで女子ファンはかなりの盛り上がりだ。披露されたのは。デビュー・シングル「ダーティ・ファンク~パーティは終わらない!」をはじめ、デビュー・アルバムから6曲。楽曲はわかりやすくヴァラエティ豊か。シンガーとしての実力も新人としては突出したものがあり、表現力やアピール力も素晴らしい。また、メロディラインを自由に崩したり、時折入れるフェイクのタイム感なども秀逸で、しっかり歌いこんだ印象を受けた。 演奏面でも、アコースティックギターを抱えて切れ味鋭いカッティングを聴かせたり、ピアノではジャジーなフレーズで楽曲にアクセントを加えていく。描き出す表情は多彩で、安定した演奏とヴォーカルで、観客は6曲という短いライヴながら、十分に満足することが出来たはずだ。 キマグレンのクレイが「この夏大注目する海外アーティスト」として、今年で5周年を迎える<音霊>への出演決定も発表。出演日は8月14日(金)ということで、アップルトン本人も「8月に再びファンの前でパフォーマンスすることを今から楽しみにしているよ!」と語った。 ザ・サン・カムズ・アップ(期間生産限定盤) スティーヴ・アップルトン 天は二物を与えたもうた、とはまさにこのこと。実力も兼ね備えたイケメン歌手の出現は、日本のファンを大いに喜ばせることだろう。

オアシス VS 「NME」?

オアシスのノエル・ギャラガーが「NME」に憤慨、「NME」のジャーナリストに対しオアシスのコンサート立ち入り禁止令を発した。 ことの発端は、オアシスのスタジアム・ツアーのオープニング・サポートを務めるジ・エネミーのフロントマン、トム・クラークが「ノエルはもう(オアシスを)やる必要がないと思う。好きでやってるだけだ。それって理想だよ。そういうとき、やりとげたって言えるんだ」と話したとの「The Sun」のインタビュー記事。これを「オアシスは終わった」という意味に解釈したファンもいたようで、リアム・ギャラガー自身、Twitter.comにてクラークを批判するコメントを発していた。 これだけ見ると「NME」が攻撃されるいわれはないわけだが、ノエルの見解は違った。一連の経緯を追った「NME」が、両バンドの関係を悪化させようとしたと感じたようだ。彼は6月4日ブログにこう記している。「NMEが、ツアーを前にバンド(オアシスのジ・エネミー)の間に子供じみた意味のないケンカを勃発させようとした。ワーキング・クラスとそのヒーローの間になんかあるわけがない」 「もし俺個人がギグでNMEのイタチを見かけたら(ないとは思うが)、そいつらは外に出るよう誘導される。いやむしろ、君たちに頼みがある。もしNMEのジャーナリストを見たら(あいつらを探し出すのは簡単だ。関係者席から離れず、ものすごい服を着てる――とくに靴がな――ヒドイ髪型で“襲ってくれ”って雰囲気が漂っている)、俺の代わりに耳のあたりを引っぱたいて、行動を慎めって言ってくれ」 現在のところ、「NME」側からのこの記述に対しコメントは発せられていない。

ブラック・アイド・ピーズ、新曲は合唱ラップ

2009年6月3日に日本先行発売となるブラック・アイド・ピーズの5thアルバム『THE E.N.D(ジ・エンド)』。そこからの2ndシングル「I Gotta Feeling(アイ・ガッタ・フィーリング)」が、ゴキゲンなハッピー・ソングだ。 さっそく、メンバーから「アイ・ガッタ・フィーリング」に関するコメントが届いているので紹介しよう。 アップル:「♪That tonight's gonna be a good night! 今夜は最高の夜になりそうだって~、俺達初めて全員同時にラップしたんだ。実は、これまでやった事がなかったんだよ~。カレッジ・パーティのアンセムになるんじゃないかと思うくらいハッピーな曲だよ。」 ウィル:「声がひとつになって、パフォーマンスも最高になると思うよ!」 ファーギー:「合唱よ♪」 ウィル:「そうだよ、スゴイよ! メロディックでもあるし、実はドープな曲なんだけどね。」 …と、メンバーのテンションもかなり上がっている模様。彼らが語るように初めてユニゾンでラップしたという最高にハッピーなパーティーチューンが「アイ・ガッタ・フィーリング」。ブラック・アイド・ピーズは5月30日(土)はVMAJでパフォーマンス出演、6月5日(金)にはミュージック・ステーションの出演が決定している。来日時のパフォーマンスが楽しみだ。

ボブ・ディランとポール・マッカートニーのコラボ、いよいよ実現?

期待されていたボブ・ディランとポール・マッカートニーのコラボが、実現するかもしれない。 ポール・マッカートニーは2008年、「ディランと共作するのが夢のひとつ」と発言。これを受け先日、ボブ・ディランも「ポールと何かできたら素晴らしい」と応えていた。 続き『Daily Express』紙は、関係者の話からこの夏、2人のデュエットが実現するようだと伝えている。関係者は同紙に「ポールのカリフォルニアの家は、ボブの家からそう遠くない。だからこの夏、ポールがカリフォルニアに滞在中、2人が会ったらどうかという提案が上がっている」と話したそうだ。 「彼らは当然のこと、ひっそりと作業したいと考えている。だから、どちらかの家でというのは最高のシチュエーションだ」「スケジュール的に長い間2人を拘束するのは難しいが、両者とも何とか調整したいと考えている」という。 一方で、ポール・マッカートニーのスポークスマンは、ポール・マッカートニーは先のボブ・ディランの発言に関心を持つのは間違いないだろうが、この夏それが実現するかどうかは「ただの憶測」だと否定的なコメントをしたとの話もある。しかし、ファンとしては『Daily Express』の報道を信じたいところだろう。 ボブ・ディランは過去にビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンとトラベリング・ウィルベリーズでタグを組んでいる。ボブ・ディランはジョージ・ハリスンも高く評価していたが、ポール・マッカートニーに対しても最近、こう賞賛の言葉を贈っている。「ポールには畏敬の念を抱いている。俺が敬う唯一の人物かもしれない。彼は万能だ。そして、止まることがない…。何の努力もなしにね」